最初の示談金があまりに安くて弁護士に相談しました

当時、家から自転車で10分のところに職場があり、私は自転車通勤していました。いつもどおり仕事を終えて帰宅するために自動車に乗っていました。信号が青になったので横断歩道を渡ろうとしたら、左折の車に衝突されました。あまりの衝撃に私は自転車から吹っ飛んで背中と右手を強く打ちつけました。私は失神してしまったので、現場がどうだったかは詳しくはわかりませんが、私をひいた運転手がすぐに救急車を呼んだようです。病院のベッドで目が覚めた私は、看護師さんから事情を聞いて右手が骨折していることと、背中に打撲傷を負ったことを知りました。看護師と話をしている最中に運転手が謝罪にきました。わざわざ病院に残って、謝罪もしてくれたので、悪い人ではないだろうと思っていましたが、それがとんだ間違いでした。

後日保険会社から示談金が提示されましたが、それがたった24万円だったのです。治療費などを考えるとかなり安かったため、ネットで口コミの評価の高い弁護士事務所を訪ねて相談したところ、少なくとも60万円以上は補償されるべきと仰っていました。治療費や通院費やリハビリにかかる費用に加えて、慰謝料と後遺症慰謝料なども考えると、そのくらいの金額になると言われました。実に提示額の2倍以上です。そこで、極力トラブルは避けたい気持ちがありましたが、少しでも受け取る金額を増やしたいと思い、弁護士に交渉をお願いしました。紆余曲折はありましたが、最終的に示談金が63万円となりました。弁護士には最初の取り決めで示談金の10%を成功報酬として渡すと言っていましたので、6万3千円をお渡しして、約56万円を実際に受け取ることになりました。最初の金額よりも大きく上乗せできたので、時間と手間はかかりましたが、弁護士に頼んでよかったなと思います。